初心者の為のシストレ

為替市場 経済に興味が有りブログを始めました。

確定申告の書き方

海外FXで確定申告をしなければならない基準とは?

海外FXで利益が出た場合、必要に応じて確定申告をしなければなりません。しかし、海外FX口座を開設しているすべての人に確定申告の義務があるわけではありません。給与所得者の人は年間に20万円を超える利益が発生した場合、自営業者やフリーランスのように給与所得者以外の人は、年間に海外FXで38万円を超える利益が発生した場合に確定申告が必要になります。

確定申告では利益と損失を合算して算出される利益が対象です。たとえば、年間に100万円の利益があっても、80万円を超える損失が発生していると確定申告をする必要はありません。また、含み益のポジションを抱えていても、約定してないと課税対象から外れます。

確定申告の手順

当ページでは、海外FX初心者や、初めて海外FXを検討している方はもちろん、初めて海外FX収益を得た方へ、その得た収益を申告する際の確定申告書の書き方をご説明いたします。

手書きで記入していく方法もありますが、ここでは国税庁のHPから作成する方法をご紹介します。
計算を自動で行ってくれるのでミスが少なくおススメです。
※給与所得記入の際、源泉徴収票が必要になりますので、あらかじめご準備下さい。

手順1:国税庁のHPにアクセスし申告書作成の準備をする

1. まずはこちら国税庁の確定申告書等作成コーナーをクリックして国税庁のHPにアクセスしましょう。

2. 下図の画面が開きますので、作成コーナーから作成開始をクリックして下さい。

photo

3. e-taxで納税するか、納税所を印刷して提出するかを選択します。

e-taxは先に必要なソフトをインストールする必要があります。今回は右の「書面提出」をクリックしましょう。

photo

4. 利用PC環境の確認項目が開くので、ご自分のPC環境を確認しながら、各項目をチェックしましょう。

チェックが完了しましたら、事前準備終了(次へ)をクリックして下さい。

photo

5. 作成する申告書の種類を選択します。

FXで得た利益は所得税の申告になりますので、今回は「所得税及び復興特別所得税の確定申告書」をクリックしましょう。

photo

6. 全ての所得・控除に対応する様式で作成します。

「左記に該当しない方」を選択して下さい。

photo

7. 作成をはじめる前の最後の確認項目です。

「確定申告書等を印刷して税務署に提出する。」にチェックを入れて、「生年月日」を入力しましょう。2つの項目入力したら入力終了(次へ)をクリックして下さい。

photo

青色申告の承認の項目に関しては、税務署にあらかじめ承認を受けた方の項目です。今回は受けていないという前提で解説していきますので、チェックなしで進めて下さい。

手順2:給与所得および控除の入力

海外FXの所得を入力する前に、まず給与所得や各種控除の入力をしていきます。会社からもらった源泉徴収票を準備しましょう。
※自営業者の方の場合は、事業所得になりますので事業所得を記入します。

1. 給与所得の「入力する」ボタンをクリックして下さい。

photo

2. 源泉徴収票の書かれている通りに各入力事項を入力して下さい。

  • ・支払金額
  • ・各種保険料、控除額
  • ・控除対象配偶者の有無等
  • 源泉徴収
  • ・会社の住所と名称

入力が完了しましたら入力終了(次へ)をクリックして下さい。

photo

3. 控除対象配偶者を有と入力した場合、上図のような配偶者控除の入力の画面に移動します。

配偶者の氏名、生年月日、所得金額など必要項目を入力しましたら、入力終了(次へ)をクリックして下さい。
(無を選ばれた方はこの手順は必要ありません)

photo

手順3:海外FX所得を入力する

1. まずは、先程入力した給与所得が間違っていないかしっかり確認しましょう。

問題がなければ、次はいよいよ海外FXの所得を入力していきます。
海外FX所得は総合課税ですので雑所得になります。雑所得その他の入力するボタンをクリックして下さい。

photo

photo

2. FX業者ごとに項目を埋めていきましょう

  • ・「種目」には「証拠金取引」または「為替取引」
  • ・「名称」にはFX業者名
  • ・「場所」にはFX業者の本社住所

を入力して下さい。後は各FX業者ごとに1年間の収入と必要経費を入力します。
入力しましたら、入力終了(次へ)をクリックして下さい。

photo

3. 給与所得に加え、先程入力した雑所得の計算結果も出ています。

雑所得の欄はしっかり収入から必要経費が引かれていますでしょうか。ミスがないか確認したら入力終了(次へ)をクリックして下さい。

photo

手順4:最後に住民税、住所・氏名の入力~印刷

最後に住民税、住所・氏名の入力をしていくのですが、その前に控除額の確認、追加をしていくことになります。作業終了までもう少しです。

1. まずは所得控除です。計算さた控除内容が表示されています。

確認して問題がなければ、入力終了(次へ)をクリックして下さい。(追加である場合は入力して下さい)
次は税額控除です。こちらも確認して問題がなければ、入力終了(次へ)をクリックしましょう。(追加である場合は入力して下さい)

photo

2. 今まで入力してきた計算結果が表示されます。

修正がある場合は各修正ボタンより修正しましょう。大丈夫なら入力終了(次へ)をクリックしましょう

photo

3. 「住民税・事業税に関する事項」をクリックして下さい。

新しく画面が開きますので、まずは住民税の徴収方法を選択します。

  • ・給与から差し引き 給料から源泉徴収されます。(会社に徴収額が分かります。抵抗がある方は下の方法で)
  • ・自分で納付 (納付書が郵便で届く形になります)

次いで必要事項を入力していき、入力が完了しましたら入力終了(次へ)をクリックして下さい。

photo

4. 住所・氏名を入力していきます。

入力項目自体は難しくないと思いますが、間違いがないように気を付けましょう。入力が完了しましたら申請書作成終了(次へ)をクリックして下さい。

photo

5. 最後に印刷をします。

印刷する帳票についてはチェックが入っていますので、そのまま「帳票表示・印刷」ボタンをクリックしましょう。確定申告書の印刷イメージ(PDF)が表示されますので、内容を確認して問題なければ、印刷ボタンを押して印刷して下さい。後は印刷された帳票に捺印して、税務署に郵送または提出します。(必要添付書類があれば一緒に)

これで確定申告の書き方の説明は終了です。お疲れ様でした。